雌阿寒岳

It’s white world.

山も気持ちも晴れない

しかし、信じるものは

救われる

火口の噴煙が多めだった

雲海の波

今回は一周。

ここのところ、育児でメンタル削れて何をやっても満たされない気分。ストレス発散のために外食や出前の日々が続き、健康的な生活から遠ざかっている。そんな自分に「山でも行ってきたら?」ともちしおが言う。なので、渋々といつもの雌阿寒岳へ行くことに。肝心の育児の話だが、睡眠リズムや離乳食も順調で特に問題なく進んでいる。ついでに先週のシルバーウィークでは、一家で里帰り(大阪と札幌)にも行ってきた。一言で言ってしまえば、非常に充実している。しかし一方で、父親の方は旅先で美味しいものばかり腹に入れてしまい、いよいよ体重計が誤魔化せなくなった。という訳で、登山で渋々ダイエットなのだ。

登山口に着くと雨、帰りたくなった。いつものパターンなら山頂は雲海かもしれないと暗示をかけ、肌寒い登山道をゆく。空の色と気分は灰色。

先日読んだメンタルヘルスに関する本で「人は誰かと繋がりすぎても、孤独すぎても不安になる。」みたいなことが書いてあった。SNSで誰とでも簡単に友達になれる時代だが、反面、孤独になる時間が不足し自分自身の内面との対話が疎かになっているらしい。そんな、誰とも繋がらない自由になる時間が重要な時代なんだと思う。育児中の自分は他人との関わりが減る点では孤独なんだけど、一方で息子の遊び相手を務めねばならず、自分自身の気持ちを整理する時間は圧倒的に足りない。今までは山に行けば自然とその時間を作ることができたが、どうやら自分は山に通い続けなければ死んでしまう病気に罹っているらしい。

なんてくだらない事を考えているうちに真っ白な稜線に到着した。今日もダメかと思ったが、山頂の奥は雲が薄い。阿寒富士の方へ歩みを進めると、風に押されてブワァッと雲海の上へ躍り出た。あー、やっぱ山に来てよかったな。山で失敗して後悔することもあるけれど、山に登らずに後悔するのはゴメンだ。九十九折りの阿寒富士を登りながらそんな事を考えた。いつも通りオンネトー散策して下山。

今年の夏山はこれでおしまいかもしれない。沢登りできなかったなぁ。あと2ヶ月後には白銀の季節だが、どれくらい山に行けるんだろう。

と、山岡家の特味噌を食べながら考えていた。また山に行かねば。

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