利尻山 オチウシナイ

明朝はガスの中だったが、徐々に晴れる。

今日は小屋パスで。

御降臨

あの頂へ、ただトレースを伸ばす。

空を歩く。

そこは神の住む世界だった。

凶悪な顔を見せるオチウシナイ。

やりきった、生きててよかった。

林道はのんびり消化試合。

山に感謝をありが島。

ここ数年、足繁く利尻へ通学しているが、本命の「オチウシナイ・大滑走」は未達成だった。ここを滑らずして、利尻を語ることはできない。機は熟した。今年こそ。

風は弱く、ガスも抜ける気配。天気は最高の条件が揃った。昨日と同じく北陵から入山する。滑走のエネルギーを残すために、あまり飛ばし過ぎないように気をつけよう。稜線まで上がると太陽が僕らを照らす。次第に雲は薄くなって、利尻の鋭峰が顔を見せる。神々しいったらありゃしない。昨日の反省を生かしてルート工作し、山頂までノーアイゼンで攻略。目標のオチウシナイがよく見える。この日を長年夢見てきたshirogeはご満悦の様子。もちろん、TOPは彼に譲らねば。

いつも以上に気合を入れたshirogeドロップ。3ターンほどでノールの影に隠れて見えなくなった。無事を信じて10分ほど待つ。寒いのでずっと足踏みしていた。程なくして姿を確認し一安心。

無線交信のち、いざ。最初の数ターンこそパウダーだったが、オチウシナイに飲み込まれるほど雪は硬くなるし斜度はキツくなる。太ももがめちゃくちゃ熱い。もっとスピードに乗りたいが、オチウシナイがそれを許さないのだ。狭くて急な沢筋は横滑りを交えて慎重に抜ける。一旦広くなるも、再び狭くなる。太ももが限界で呼吸が荒れる。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。板と己の実力を信頼するんだ。我慢の滑走は10分ほど続いて、無事沢底へ到着。振り返ると利尻の大岩壁が僕を見下ろす。生きててよかった。

林道をダラダラ下山して、沓形に戻りラーメン味楽。とろろ昆布が染み渡る。明日から荒れそうなので、今日中に利尻を出ることにしました。明日もがんばりましょう。

 

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