黒岳
先日、長男が産まれた。産まれたばかりの写真をLINEで見た時は、生命の神秘に感動を禁じ得ず。約10ヶ月間、妻と息子は本当によく頑張ったと思う。しかし、病院は未だに「面会禁止」とふざけたことを抜かすので、自分はただ空を見つめることしかできず無力だった。
退院までの束の間の休日、何もすることがないので山に行くことにした。10月も末ということで、黒岳の積雪具合を見に行こう。今年も11月12月は招き岩シュートでトレーニングがしたい。(どれだけ山に行けるのかは未知数だが。)闇夜の層雲峡をヘッデンつけてスタート。エゾシカの目玉が無数に反射して怖い。登山口から5合目までは積雪なし。ただし、岩が凍って滑るので気をつけよう。5合目に出ると明るくなってきた。スキー場はメンテナンス中で立ち入れないらしく、素直に登山道を行く。踏み跡はしっかりあった。この時期でもそれなりに登山者はいるらしい。7合目でご来光。あまり飛ばしすぎると黒岳の湯で待たされるのでのんびり写真撮りながら行くことにする。トレランシューズじゃなくて冬用のブーツを持ってきたから、足はぽかぽかだった。慣れない雪道歩きで結構シンドイ。早くスキーを履きたいぞ。しかし、招きシュートの雪はまだまだ足りない。まだ1ヶ月は必要だろうか。山頂はほぼ無風スカッパ。息子の人生に幸あれと祝福してくれたようだ。しかし、残雪期相当のウェアしか持ってきてないので、じっとしていると寒い。のんびり帰りましょう。途中、吹き溜まっている斜面があったので、20mほど初滑りを楽しむ。全身でパウダーを浴びた。5合目まで戻って、ココアを補給したら温泉へダッシュ。良い朝活だった。