黒岳

笹藪を超えて

5合目でこれくらい

丸見え

ツボ足の先行者1名、テント泊だった。

招き岩に招かれて

人の世に愛がある 人の世に夢がある この美しいものを守りたいだけ… (「今日もどこかでデビルマン」より)

招き岩の下で踊る私(うっつ氏撮影)

ライブカメラに写りたい

帰りのやぶに洗礼を受ける

ベビーが家にやってきて二週間ほど。毎晩よく泣くのでミルクを作ったりオムツを替えたり忙しい。そんな父よりも、母親はもっと大変だ。母乳を与えた後は、かなり喉が乾くらしい。さて、そんな毎日だが「週一くらいは山に行ってもいいよ」とのことで、いつもの黒岳で初滑り(もとい、シール訓練)してきた。

今日も、もちろんNRK(Non Ropeway Kurodake)。層雲峡からヘッデンスタート。驚くべきことに、ガッツのあるツボ足トレースが続いていた。前日に入山して、どうやらテント泊していたらしい。トレースを追いながら、半年ぶりのシール歩行。板の扱いに慣れず、すぐにバテてしまった。シーズンインはいつもこんな。無理くり板を脱がずに台地へ登り上げると、気がつけば明るくなってきた。焦ることはない、ゆっくり行こう。スキー場はOPEN前。積雪深は70センチほど。笹が元気に茂っていて、まだまだ雪が足りない。期待していなかったが、上空に青空が見えてテンションあがる。7合目からラッセルが始まるが、サラサラパウダーな雪質に悪戦苦闘。まるで雲を掴むようだ。何度もずり落ち、息が上がる。招き岩が見えるとあと少しだが、ここから傾斜が増して特にキツい。山頂まで4時間40分もかかった。しばらく運動をサボっていたツケである。

一息ついたら、シュートのパウダーをいただこう。濃いめのやぶが気になるも、ポンツーンに体重を預ければ、あら不思議。愛と夢の世界へトリップ。スキーの喜びを爆発させた。ちょうどウッツ氏が登ってきたのでご挨拶。パウダーを先食いしてしまいなんだか申し訳ない。しばし談笑したら、登り返してもう一本おかわり。スキーシーズン、始まりました。時間もいいころなので、下山を開始する。途中、数名のインバウンドとすれ違った程度で、スキーヤーは皆無。OPEN前の黒岳は平和でいいねぇ。来週からはパウダーレースだろう。7合目でゲレンデに戻ると、りんゆう観光のスタッフが「ママさんダンプ」で遊んでいた。it’s funky. 5合目のライブカメラで記念撮影したら、登山道の薮地獄へ。余裕こいていたら、枯れ枝が左目にジャストミートして悶絶した。横着せずゴーグルをつけるべきだった。反省。後半はまだ雪が足りないので、板を担いでツボで下山。下山後は、黒岳の湯でととのう。12月20日まで、女子風呂の改修で、入浴時間が男女交代で設定されているから注意。その代わり、入浴料が少し安くなっていた。

 

 

 

良きシーズンとなりますように。

左目は水晶体にダメージが残っているようで、乱視っぽい症状が続いている。明日以降も続くなら眼科に行こうか。

Mountain

前の記事

黒岳