電子レンジで始めるブーツの熱成型

「スキーツアー、ブーツが当たって辛い。」そんな悩みをお持ちの方に朗報です。

自宅のオーブンレンジで、インナーブーツの熱成形ができます。

 

熱成形のやり方

インナーを温めて、美味しいブーツを作ろう。

4月に引っ越したタイミングで「オーブン機能付きの電子レンジ」を嫁に買わされた。こいつでクッキー・プリン・焼き芋と、嫁の胃袋を喜ばせるものをたくさん作ってきたが、本来の使い方はこれ。スキーブーツの熱成形である。やり方は至って簡単。以下の通り。

  1. ブーツから、インナーを取り出す。
  2. インナーから、インソールを取り出す。
  3. インナーを、120度に予熱したオーブンで12分温める。(ちょっとイイ匂い)
  4. インナーとインソールを、ブーツに戻す。
  5. ソックスを履き、ブーツに足を入れる。
  6. バックルを全部締める。なるべくキツめで。
  7. 冷めるまで待つ。スキー姿勢を維持し、なるべく動かない。

カタログの温度を参考にする。アトミックの場合は117度12分。

オーブンの設定温度と時間は、ブーツの種類によって異なる。自分のブーツの場合、メーカーカタログに丁寧に説明が載っていたのでこれに合わせて調整した。設定がよく分からなくても、ほかほか・ふにゃふにゃしてたらOK。

くるぶしや母指球周辺などの当たって辛いところは、靴下の中にダンボールや発泡スチロールを詰めて微調整する。熱成形は毎年やっているが、毎度くるぶし下の腱が当たって辛いので微調整している。おそらく、毎年少しずつ成長している。

今回はインナーブーツの熱成形を紹介したが、同様のやり方でアウターブーツの熱成形もできるだろう。

 

オーブンが無ければ、ヒートガンで代用できます。

ダンボール箱の裏側にキッチンの耐熱シートを貼り、ヒートガンで温めればオーブンの代用になる。

熱成形は購入時にショップでやってくれるし、購入後もサービスの良いところなら面倒見てくれるかもしれない。でも、近所に頼れるショップもないし、そもそもこのブーツは海外通販で買った代物。なので、必然的に自力でやるしかない。オーブンを買う以前は、工作で使うヒートガンと段ボール箱を組み合わせてオーブンの代用としていた。温度調整が難しいが、初期投資は安く済ませることができる。

 

参考

スキー兼用靴のインナーを自宅で熱成形する(ヤマレコ日記)

アトミック公式カタログ

 

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