藻琴山
息子の山デビューでした。
季節はあっという間に流れ去り、4月から悲願(?)の釧路生活がスタートした。家族3人、山遠い辺境の地でのサバイバルである。気づけばスキー納めをする暇もなく、夏山シーズンとなってしまった。というわけで、藻琴山へ。ドライブ片道2時間。
モンベルのベビーキャリアで息子を背負い、真っ白なガスの中、登山道を行く。自分は3ヶ月ぶりの山ってわけで、どんなコンディションでも心が躍る。もちしおは妊娠中ぶりの登山で、体力不足を懸念していたが特に問題なさそう。そして息子は初めての山である。近所の公園とはやはり違うようで「きゃっきゃっ」と喜んでいるようだった。ベビーキャリアの扱いは難しい。息子が動くと重心がズレて不安定になるし、頭上のササやハイマツに当たらないように気を遣う。稜線を進み屏風岩まで来ると風が強い。身体を動かしている父母は暑いくらいだが、息子は寒そう。だんだん元気がなくなって、不安そうな声を出していた。入山から45分で山頂着。風下で休憩して息子のおやつタイム。息子はポンチョだけでは不十分で、足元はびしょ濡れだった。おまけに手足が冷たくて。下山時は自分のカッパを小さく折って着せてやった。それでも寒いのか下山中ずっと「ギャーギャー」泣かれてしまう。これでは山が嫌いになってしまうかもしれない。なんだか悪いことをしたなぁと思っていたが、登山口に着いて車が見えると落ち着いてくれた。初めての登山に不安を感じていただけかもしれない。とにかく、安心した。という自分は、久々のまともな運動で、おまけに10キロ超のザックを背負っていたから、下山後は背中が痛くて辛かった。近所に藻岩山みたいな山が欲しいです。ダニ2匹。