白滝天狗岳

危険なやつ

一瞬の晴れ間に癒された

ベビーの首はまだ座らないが、外界の刺激に反応して様々な表情を見せるようになってきた。時には笑顔で応えてくれるから癒される。夜泣きは徐々に減ってきたけど、それでも深夜に数回面倒を見なくちゃいけないから大変だ。「育児休暇を取ってくれて助かった」と、もちしおも言っている。父親になったら、最初の1ヶ月だけでも育休取得すべきだと思う。夜中に起こされるのはそこまで辛くはないけれど、山に行くお許しがなかなか取れず運動不足でストレスが溜まる。なんとか許可を得て、年末年始は本日だけ山に行くことにした。

あまり遠出せずに、近所の山で楽しそうなところを探そう。というわけで、白滝天狗岳。スキー場からアプローチできれば楽なんだけど、ガイドを雇える財力が無いのでクワキン林道から入山。数日前に入山者が居たらしく、古いトレースがあった。おまけに除雪も少なめで済み、ありがたきラッキー。ヘッデンつけてスタート。久しぶりのラッセルに心は踊った。林道の渡渉点は微妙なブリッジ。際どく攻めて、無事に対岸へ渡った。(下山時は崩壊してたので板を投げる。)尾根に取り付くが、予想以上に傾斜がきつい。高度を上げると局所的に雪が少ないゾーンがあって、シールが効かずズッこける。左腕に枯れ枝が刺さり、フーディニに穴が開いて萎える。樹林内なのにクトーを装着した。おまけに妙なところで岩塔が出てきてタチが悪い。予定外に時間を取られ、朝は晴れてたけど、あっという間に安定の暴風雪。夏道歩いて山頂に着く頃はホワイトアウト寸前。さっさとズラかろう。山頂は岩岩してて、シールに穴が開きそう。

ゴーグルつけて落ちていけばパラダイス。顔面POW大量供給で悶絶した。沢の中は雪少なくて落ちるんじゃないかとビビったが、杞憂だった。トレースに復帰したら半自動運転で帰るのみ。不完全燃焼な2021年最後の山だったが、山岡家の特性味噌大盛がキマったので満足。

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