トレイルジャーニー反省会
決戦から一夜明けた本日。全身の筋肉が干からびてバッキバキ。ベッドから起き上がるだけで身体中の筋肉が悲鳴をあげる。体感で30歳ほど老けた気分だった。慌てて湿布を買いに行こうとしたけど、コンビニには売っていなかった。残念。辛い朝を乗り切るために、湿布は常備しておこう。
反省点
今回の一番大きな失敗は「脱水」。異常な高温により気がつかないうちに大量の汗を掻いていた。その結果、運動量に対する血液循環が不十分で「足を攣る」という情けない結果を招いた。普段一人で登っている時には、飲みたい時に飲むし食べたい時に食べるという補給動作は滞りなく行われる。しかしこれがレースになると別で、周りの選手の迫力とかエイドステーションでの声援によってメンタル補正がかかる。自分のことを最大限理解しているのは自分のはずなのに、バイアスがかかって調子をこいてしまう。ビギナーほど罠にハマる。
もう一つ付け加えると、「ストック」を持って行かなかった。これも結果的には失敗。平山登山道の過剰な負荷が無ければ、後半戦のパフォーマンスを維持することも可能だったかもしれない。どうせ登りパートは渋滞が生じるので、レーサーの順位はほとんど変わらない。だから登りで焦る必要なんて全くない。ストックは槍ではなく、盾なのだ。でも、トップで独走して本気で優勝狙うなら要らない。
評価点
良かった点として「腕時計」を持って行かなかった。レース・デビューってことなので、記録を狙うより楽しむことに主眼を置き「腕時計」は置いていった。そのおかげで、時刻やタイムリミットを気にせずにレースに集中できた。今後も、レースでは時計は身につけないスタイルで行こうと思う。
というか、最近の登山では腕時計を持っていくことはほとんど無い。山の中で感じる太陽の熱や風の匂い、体感温度や疲労感、あと頭の中の計画書と現在地を照らし合わせれば、だいたい何時間くらい行動しているのか、時計がなくても感覚的にわかるようになった。どうしても時間が気になるときはスマホを見れば良いし。
また、自分の得意なパートと苦手なパートがわかるようになった。最近のトレーニングのおかげでロードは強くなったが、砂利敷きの林道を長距離走る耐性はついていない。また、自分は急下降に強い。終盤でも他の選手を抜けるくらいスピードを出して下山できる。これはスキーと通じるものがある気がする。急登は普通。自分が苦手なのは、緩い登りと緩い下り。スピードの出し方がイマイチわかっていない。自分を抜いた選手を観察すると、足の置き方が違うように感じた。スタスタと華麗なステップで着地している。もっと前傾姿勢をキープしろってことなんだろうか。今後の検討課題。
その他、塩タブレットを大量に持っていったこと(10個中8個消費)。前日は自宅でぐっすり眠ったこと。当日はスタート1時間前に余裕を持って到着したこと。そんなところだろう。
トレランの世界、なかなか面白そうです。