仁頃山

本日は、北見の仁頃山。メジャーな林道登山口に車をデポし、さらに林道を奥に進んだ西尾根登山口から山頂を目指す。

西尾根登山道は、最初の200ｍほどの急登をクリアすれば楽勝。後は山頂まで、稜線上をゆるゆるトラバース。木漏れ日と風が気持ち良い。

稜線に出ると日射が強くなり蒸し暑い。西尾根登山道は仁頃山のすべての登山道の中で最長距離。なので登山者が少なくて荒れ気味かと予想していたが、ササ刈りが行き届いており登山道は広くてきれいだった。地元に愛されている良い山だ。

程なくしてピーク。普通に登山客がたくさんいて、自粛してたのがバカバカしく思えてしまう。ヤマノボラーは山に登ってこそ健康になれる。そう思った。

下山は林道コース。山頂から登山口まで直通なので、登山客との抜きつ抜かれつを気にせずぶっ飛ばせるので最高。気持ちよくステップを踏みながら、20分ほどであっという間に下山。

下山後、デポした車を華麗にスルーして東尾根登山道入口へ移動。そう、本日の仁頃山は2周です。暑さでバテないようにアミノバイタルを補給。

気温が上がって辛い登りだったが、ニリンソウの白い絨毯に癒される。

東尾根道は途中で沢を2度横断するためアップダウンが多い。西尾根道よりもワイルドで、あまり快適とは言えない。すね毛に違和感を感じたら、マダニが一匹くっついていた。山頂がとても遠くに感じられて脚が思うように上がらなくなった。まだ夏山用に身体が出来上がっていないのだろう、地道にジョギングするしかないな。

2ピク目。山頂はお客さんでいっぱい。

再び林道コースを下山して終了。仁頃山には他にも登山道があるので、今シーズン中に全制覇の野望を持っている。

下山後、車を20分ほど走らせて温泉へ。ここは北見の秘湯「ポンユ」。受付のおばちゃんの愛想がない感じとか、風呂場のシャワーが壊れたまま放置されてる感じとか、清掃が行き届いていない感じが最高にいい味を出している。これは決して皮肉では無い。この温泉の魅力はなんと言っても、源泉掛け流し100％の泉質そのものだからだ。肌あたりが優しくて、舐めるとショッパい塩泉。露天風呂が無いのはマイナスポイントだが、温度の違う二つの湯船に身体を預ければあっという間に夢心地。こんな簡単に天国へ行けるだなんて、最高の贅沢である。これまで知らなかったことを後悔した。また行こう。

そして遠軽に帰る途中に、地元のジェラートをいただく。緑がピスタチオ味、白が塩味。甘みと塩みの絶妙なマッチに舌が鳴る。ようやく春らしくなった週末を心ゆくまで満喫いたしました。