屏風岳(層雲峡)

闇夜にヌッと現れる巨人の足

森の雪は良い

明るくなるのが早くなってきた。

OMG…

風マシマシ

何もない山頂

山頂から一気に樹林内へ

パキパキの正体

観光地

今シーズン、チャンスを伺っていた屏風岳へ。片道3時間半のドライブ、放射冷却でキンキンに冷えた層雲峡の大函からスタート。ヘッドライトを頼りにルートを伸ばす。先週の気温上昇で雪質悪く、底つきのガリガリ。初っ端からスキーアイゼンを装着して足が重く、なかなかペースが上がらない。ここ最近の運動不足を実感する。闇夜の森林に「パキパキ」と不穏な音が木霊する、いわゆる凍裂である。尾根に取り付くが、雪庇・倒木の急斜面でいやらしい。標高を上げると、5時半には東の尾根から太陽が昇り、じんわり癒される。日輪とダイヤモンドダストが交わり、神秘的な虹を生み出していた。尾根に出ると西風が強い。歩きやすいところを行くが、ヒドゥンクレバスに足を取られてヒヤッとする。まあまあの深さで、落ちたら苦労しそう。心は半分折れかけたが、風上の藪の中にルートを見出して意地を見せる。(見せる相手はいないが。)4時間半ほどで山頂到着。極寒。身体が悲鳴を上げている。サクサク準備して、逃げるように樹林内へ滑る。なまらシバれてて、せっかくのパウダーなのに楽しめなかった。まぁ、山頂から滑れたのでヨシとしましょう。極寒に寝不足も相まって調子が悪い。急斜面をヒーこら登り返してなんとかトレースに復帰。最後はでっかい牡鹿と遭遇して、観光地に帰ってきた。再び眠気に耐えながらのドライブ。山から遠い街に住むのは罪です。

Mountain

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