白水川(大雪山・層雲峡)
灼熱予報により、近場のお手頃な沢へ。5時過ぎに層雲峡到着。ロープウェイの始発は6時のはずだが、すでに列待ち状態。アウトドアブームで、りんゆう観光は景気が良さそうだ。車をデポし、チャリにまたがり登山口へワープ。数年ぶりにロードバイクに乗ったのでドキドキだった。
まずは1時間、クマ糞だらけの林道を藪漕ぎ。チクチク草がうざい。メロンの滝を通り過ぎ、砂防ダムを越えたら入渓。沢の水は温泉混じりなので生ぬるい。小一時間ほど歩いて噴気泉を過ぎると、バリバリの冷水が足の裏から脳天に突き刺さった。今日はシーズン2本目の沢だが、単独なので緊張気味。体の使い方を忘れている。浮石を踏み、背面飛びで、びしょ濡れになった。時期が早いのか、水量多めで思ったように動けないのだ、情けない。
30メートル大滝は手前の微沢を詰めて巻く。微沢は2本あるけど手前を使った、残雪具合によって好きな方を選べば良いと思う。雪渓も予想以上に豊富。一応軽アイゼンを使ったけど、斜度は緩めで不要だったと思う。大滝を巻くとハイライトの「ゴーロ帯」。強制シャワークライム開始。水が冷たすぎる、ガクブル地獄。寒さを忘れようと、ポケモンの新作などに思いを馳せてみたが意味はなかった。下界のサウナ状態に比べたらマシだと考えることにする。
ようやくたどり着いた源頭で、カラフル花畑とポカポカ太陽に迎えられた。頑張った自分へのご褒美、ここがEdenだった。突然、ドヴォルザークの「新世界より」が脳内再生したので、YouTubeでリアル再生しながら休憩した。リフレッシュして歩き出すと、すぐ近くにフレッシュなクマ糞があることに気がついた。うーん、これはイマイチ。
残雪を繋ぎ、10mほどハイマツを漕ぐと登山道に合流。濡れた装備を乾かした。裸足になると気持ちいい。黒岳山頂は観光地、老若男女が群雄割拠。ノンストップで下る。宗教上の理由でロープウェイには乗れないので、最後まで登山道をタルタル歩いてゴール。8時間の冒険でした。ラーメン「よし乃」に遅れそうなので黒岳の湯はパス。しかし、無念の敗退。デジャヴ?今日も山岡家がうまい。
最高点の標高: 1980 m
最低点の標高: 560 m
総所要時間: 08:03:32