斜里岳
ほぼひと月ぶりの登山。
夏の斜里岳は数年前に登っている。前回は新道ピストンだったので、今回は旧道から。遠軽から遥々2時間30分で清岳荘に到着。朝の6時過ぎだというのにほぼ満車。なんかこの時点でやる気が削がれそうになるが、天気が良さそうなので頑張ってみる。
林道を抜け、下二俣までは単調な渡渉を繰り返す。どうせ旧道でビチョビチョになるのに、なるべく靴を濡らさないように慎重に渡る。渡渉中にストックを突く登山者が多かったが、フラフラするくらいなら沢の中ジャブジャブ歩いた方がいいんじゃねぇかな。
旧道の分岐からジャブジャブ沢の中を突っ切る。ガンガン登ると、明らかに沢装備でなければ登れない滝に衝突した。綺麗なので写真だけ撮ってくるりと引き返す。
斜里岳の旧道って「ずっと沢の中をグイグイ登るもん」だと思ってたけどとんでもない勘違いだった。実際は、綺麗な滝を見ながら、ただひたすら高巻きをするだけという簡単なお仕事。そりゃ登山靴でも登れるルートなんだからそうだよな、と一人納得する。
沢の道具を持ってきて、普通に滝を登ったら面白いだろう。今年は沢登りしてないけど、一回くらいはどっか行こうかな。
沢ゾーンはあっという間に終わった。巻道がしっかりしているので、上手に歩けば靴を濡らさずに登ることも可能だろう。稜線に出ると風に当たって気持ちいい。雨上がりで9月にしては高温だけど、沢の中と稜線は涼しくって快適だったよ。
昨年のGW以来の懐かしい景色。あとは登るだけ。
山頂に着くと、視界良好。最近不摂生で引きこもりがちだったので、目が痛い。山頂でスマホを開いて現実逃避する。なんとなく落ち着く。いつものコッペパンで腹を満たして下山開始。やぶり〜な新道をゆるりと下山してゴール。登山より車の移動時間の方が長かった。
下山後はパパスランドさっつるへ直行。サウナ水風呂無しだが、390円と激安。体重計に恐る恐る乗ってみたが平常値だったので安心した。直販のトマトが美味しそうで買ってこうと思ったが、昨日スーパーでトマト買っちまった。残念。ちょうど雨が降ってきたタイミングで、斜里岳は雲の中だった。
クセになる味、山岡家。
7月のトレラン大会で血豆化した黒い爪。下山後の温泉でふやふやになって、指から剥がれそうになっていた。慌ててツルハで指用のテーピングを買ってきて応急処置。しばらく養生しなけりゃならんな。